上原勇一郎も賃貸住居の入居に断られる日が来るのかもしれません。
【部屋さがし何度も断られ「死のうかな…」つらすぎる高齢者の引っ越し事情】
高齢者が入居を断られるというケースがあるようです。
高齢で身寄りもない人は不動産屋さんへ行っても契約させてもらえないことが多いそうです。
この記事で紹介されている方も80歳で身寄りがいないという方です。
そもそも今住んでいる部屋は建て直しで立ち退きになってしまって…という事情で引っ越さなければいけなくなりました。
しかし、高齢で身寄りがない、保証人が立てられないこの方は入居を断り続けられています。
保証人がいないと孤独死した後の家財などの処理を大家さんが負担しなくてはいけないのでリスクがあります。
保証人代行などもありますが、生活保護で暮らしているため中々抽出する事が難しい点とやはり亡くなった後のことは実際、大家さんの負担になっていることがほとんどとのこと。
大家さんの気持ちもわかるし、高齢者もどうしようもできない…とても苦しいお話です。
そんな中、福岡市で行なっている取り組みが「住まいサポート」です。
高齢者の入居に協力してくれる不動産屋さんを募集し、その協力店の中から高齢者の希望する条件に近い物件を探して紹介までしてくれるという取り組みです。
この取り組みを利用した83歳の女性は
「市は何もしてくれないと思っていたんですよ。そしたら、もう市の方からドンドン入ってきてくれて話を聞いてくれて。本当に気持ちが落ち着きました。」(記事抜粋)
と言っています。市が市民の相談に迅速に対応できるのも民間が入っているおかげでしょうか?
また、この住まいサポートは不動産の紹介だけでなく、入居後の生活を見守るサービスも充実しているとのことで、電話の近くに”すぐサポートセンター”に繋がる緊急ボタンや毎朝9時50分には安否確認の電話がかかってきたり。
その他にも亡くなった後の家財処分や部屋の清掃も本人と相談して決めていくという内容です。
一人暮らしで、特に身寄りのない高齢者は死後何日も経って発見されたり…なんてことも少なくないですからね。
毎日電話がかかってくるだけでも充分心強いと思います。
私も自分の親に同じような思いはさせたくありませんし、自分もこの先一生独り身だとそういうサービスにお願いする可能性もあります。
今後このサービスが全国的に当たり前になっていくと寂しい最期を迎える高齢者も減っていくのではないでしょうか。